過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/02(水) 19:25:11.44 ID:l/93gnlro





以下略



158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/02(水) 19:25:43.53 ID:l/93gnlro
つづく


159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/05/02(水) 20:42:43.84 ID:OmVugz9no
1乙


160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:53:40.63 ID:t9IXALoJo




 シラノの話をする。俺が知らないはずの話だ。
以下略



161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:54:04.75 ID:t9IXALoJo

「うざい」

 世の中にはうっとうしいことが溢れている。
 一言で言えば、世の中は「うざい」。
以下略



162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:54:35.90 ID:t9IXALoJo

 彼女は、本当は修学旅行になんて行きたくなかった。
 楽しい思い出になんてなるわけがないと、誰でも分かる。
 誰も自分を助けてくれないと気付いて、絶望的な気分になっていたせいもある。
(彼女が助けを求めなかったせいでもあるが、仮に他の人間が彼女と同じ立場になったとき、助けを求められるだろうか?)
以下略



163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:55:12.28 ID:t9IXALoJo

 彼女は考えた。どうしてわたしがこんな目に遭うのだろう? わたしはそんなにひどいことをしただろうか?
 いや、ひどいことはしたかもしれないが……それは"ここまで"だろうか。こんな罰を受けなければならないほど、悪いことだっただろうか。 

 彼女は部屋では泣かなかった。けれど、そこに居続けることは耐えられない。
以下略



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:55:53.99 ID:t9IXALoJo



 
 おそらく俺たちは、無意識下に、彼女がされたようなことを誰かにしているに違いない。
以下略



165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:56:19.99 ID:t9IXALoJo

 おそらく俺も、こんな言葉を並べることで、誰かを傷つけたりしている。
 そして誰かを傷つけていることに気付けない人間ほど、こんな言葉に頷くのだ。

「人間は誰かを傷つけずには生きられない」
以下略



166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:56:46.04 ID:t9IXALoJo


 

 後輩がいなくなった日から、ティアが姿を消した。
以下略



167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/04(金) 13:57:23.72 ID:t9IXALoJo

 玄関の扉を開ける前から、家の中からは怒鳴り声が聞こえた。
 殴りつけるような大声と、切り裂くような金切声が対照に。

 両親が帰っているのだ。
以下略



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