過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2012/04/24(火) 23:35:34.18 ID:qSbSwrSBo
「失礼な」
彼女はハカセの言葉に眉をひそめた。
以下略
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2012/04/24(火) 23:36:01.14 ID:qSbSwrSBo
彼女の言ったことは半分くらいは本当だ。
たしかに彼女は、教室では二人の女子としか会話しない。けれどそれは浮いているわけではなく、敬遠されているのだ。
学年の中でも断トツの容姿を誇るシラノとその友人ふたりは、女子の中でどう扱われているかはしらないが、男子の中ではかなりの人気者だ。
以下略
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2012/04/24(火) 23:37:11.25 ID:qSbSwrSBo
「お前ら、もうちょっと社交的になれよ」
「わたしはいつでも社交的なつもりですよ。誰でも話しかけてくださいって感じです」
以下略
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2012/04/24(火) 23:38:06.50 ID:qSbSwrSBo
「お前は知ってるか」
ハカセはトンボに水を向けた。
以下略
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2012/04/24(火) 23:38:37.61 ID:qSbSwrSBo
「それ」
ハカセはトンボの答えに頷く。トンボは続けた。
以下略
24
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2012/04/24(火) 23:40:06.09 ID:qSbSwrSBo
◇
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2012/04/24(火) 23:40:49.35 ID:qSbSwrSBo
◇
「七不思議の中でも、この"冥界の鏡"はかなり異質でさ」
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2012/04/24(火) 23:41:24.76 ID:qSbSwrSBo
俺は不愉快な気持ちを抑え込んだ。何も言い返さずにいると、ハカセは他の人間の意見を確かめるように周囲に視線を巡らせる。
「なあ、調べてみないか。確かめるべきだと思うんだ。噂が本当なのか」
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2012/04/24(火) 23:42:02.37 ID:qSbSwrSBo
ハカセはほっとしたように溜め息をつき、他のふたりに視線を移した。
トンボもまた、困ったように苦笑して、頷いた。
以下略
28
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2012/04/24(火) 23:44:50.26 ID:qSbSwrSBo
俺はどう答えようか迷った。調べたくなんかない。でも、それはたしかに必要なことだ。
(――必要なこと? どうして?)
身体に奇妙な痺れのような感覚が広がっている。俺はそんなもの知りたくない。冥界がどうとか、本当にどうでもいい。
以下略
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[sage saga]
2012/04/24(火) 23:45:45.20 ID:qSbSwrSBo
帰る途中、男子中学生の二人組とすれ違った。彼らは何かの話の途中だったらしく、すれ違うときにその会話が俺の耳に入った。
片方が短く、
「知ってる?」
以下略
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