過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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2012/05/09(水) 23:16:17.50 ID:VRpUIwhYo
不意に俺の指先を掴む何かがあった。その力は俺を鏡の向こうに引きずりこもうとしている。
痛みはいっそう激しくなった。トンボは空いている方の手を俺の抉れた傷口に差し込んだ。
差し込んだ指先が俺の身体を激しく貪る。痛みが脳髄に痺れるようだった。
呼吸が上手にできない。それでも何かの力が、俺を鏡の中に引きずり込もうとしていた。確実に。
以下略
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2012/05/09(水) 23:16:45.86 ID:VRpUIwhYo
ハカセやシラノが大声で何かを言ったが、俺にはそんなことよりもっと気になるものがあった。
俺は落ちていた"それ"を拾う。
以下略
293
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2012/05/09(水) 23:17:13.11 ID:VRpUIwhYo
◇
夢を見ている。
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2012/05/09(水) 23:17:43.71 ID:VRpUIwhYo
俺にとって重大なことはすべて夏に起こった。
そしてすべての夏は、あっというまに俺を取り残して去っていく。
俺は秋になるといつも悲しくなる。夏の終わりになると、ひどく後ろめたくなる。
以下略
295
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2012/05/09(水) 23:18:11.15 ID:VRpUIwhYo
◇
目を覚ますと、呆れ顔の魔法使いが見えた。
以下略
296
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2012/05/09(水) 23:18:58.42 ID:VRpUIwhYo
魔法使いの事務所には、黒スーツと少女がいた。後輩がいた。ハカセがいた。シラノがいなかった。トンボもいなかった。
「また無茶苦茶したね」
以下略
297
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2012/05/09(水) 23:19:24.88 ID:VRpUIwhYo
「本当に死ぬところだったのよ!」
耳元で声がして、俺は咄嗟にのけぞった。聞き覚えのある声。ティアだ。
以下略
298
:
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[sage]
2012/05/09(水) 23:19:51.81 ID:VRpUIwhYo
つづく
299
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(長屋)
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2012/05/10(木) 05:15:17.70 ID:h7IwlPp7o
1乙
300
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2012/05/10(木) 14:40:18.69 ID:T5BAMud9o
◇
トンボは猫を捨てた。
小さな猫だった。
以下略
301
:
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2012/05/10(木) 14:40:47.06 ID:T5BAMud9o
そもそも生きようとする行為そのものが身勝手なのだし、第一に本当に"生きる為"に牛、豚、鳥"を食べる必要があるのかは疑わしい。
菜食主義者になれというわけではないが、それはどちらかと言えば"嗜好"に近い。
実際、牛を食べない国も豚を食べない国もある。"牛や豚を食べること"は必要ではない。
以下略
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