過去ログ - 後輩「それじゃ、本当にこれでお別れです」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)
2012/04/25(水) 00:24:13.65 ID:2ak8thrAO
期待


32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:11:54.92 ID:JGE6sUjjo




 目を覚ますと、夕方の五時を過ぎていた。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:12:27.66 ID:JGE6sUjjo




前略
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:13:06.03 ID:JGE6sUjjo

 それと言いますのも、あの忌々しい異形の魔神、混沌と破綻と絶望の使者、あの暗愚な冥王、カリオストロの復活が原因です。
 あの山師! 忌々しい昏き光!  
 理想と幻想の女神ガラテア様のお力により、漆黒の墓碑に封印された悪辣無比の巨人が、いま蘇りつつあるのです。
 
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:13:47.17 ID:JGE6sUjjo

 半神の身になった彼は、所詮は野蛮な亡者にすぎぬカリオストロに後れを取りませんでした。
 世界の平穏は保たれましたが、けれど、人に力を与えるのは大罪です。
 ガラテア様は高き者の怒りに触れ、お力の大半を失ってしまわれたのでした。
 
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:14:34.20 ID:JGE6sUjjo


 

 二枚目の右下には、おそらく書いた者の名前だろう、なんなのかよく分からない法則性を持った象形文字のようなものが並んでいた。
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:15:37.95 ID:JGE6sUjjo

 何か変なのが現れたぞ、と俺は思った。

「坊主、金貸してくれないか」
 
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:16:13.95 ID:JGE6sUjjo

「いいから貸してくれよ。俺は腹が減ってるんだ。飲み物を飲んでごまかしたい。百二十円でいい」

「こういうのもカツアゲって言うのかな?」

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:16:53.41 ID:JGE6sUjjo




 大男は名乗らなかったし、俺も訊ねなかった。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:17:21.54 ID:JGE6sUjjo

「電池切れてる」

 正直に言うと、大男はにやりと笑った。

以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/04/25(水) 19:18:18.36 ID:JGE6sUjjo

 彼の持ち物は大きな鈍色のアタッシュケースがひとつきりだった。
 それ以外のものは何ひとつ持っていない。アタッシュケースだけを抱えて、遠くの街から逃げてきたような風情だった。

 無性に興味を引かれて、ケースの中身について大男に訊ねてみた。
以下略



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