過去ログ - 上条「それでも俺は・・・・・・。」
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18:>>1[sage]
2012/05/02(水) 21:50:35.76 ID:f6EgXf4Y0

上条は先ほどよりも早足で歩いていた。

先ほどからずっとつぶやかれている言葉から早く開放されたいからだ。

上条(急げ、上条当麻!!己の理性が切れる前に!!)

しかし、ここは紳士上条、美琴がゆれない程度の速さで全力で寮に向かう。

そして、やはり上条当麻はこういうときに限って不幸に陥るのだ。

曲がり角から急に人影が出てきて、上条は止まれずにそのままぶつかった。

上条「いてっ!!すいません!」

即座に上条は謝ったのだが、上条がぶつかった相手は、

スキルアウト1「ああ!?んだ、てめぇ!」

上条「」

スキルアウトであったのだ。

なんというバットタイミングだ、上条はつくづくそう思った。

スキルアウト2「おい、どうしたよ。」

スキルアウト3「おいおい、そいつが背負ってる子超かわいくない?超やばくない?」

上条「くっ!」

まずいと上条は思った。

美琴を背負ってなければ今の自分なら3人はなんとかいけるだろう。

しかし、仲間がまだいないとは限らないから美琴を降ろすわけにもいかない。

上条(くそっ!!こんなときに限って俺の不幸は・・・!!)

今自分の不幸を呪っても無駄だということはわかっていたが、上条は生まれて初めて自分の不幸をほんの少しだけ呪った。

上条(くそっ!どうすれば・・・・・・ん?)

そのとき、上条はスキルアウトたちの後ろにいる男を見つけた。

雰囲気的に明らかにスキルアウトの仲間ではない感じだった。

しかも何やら無謀なまでにのんきにスキルアウトに声をかけている。

?「もしもーし。」

スキル1「じゃあ、そのお嬢ちゃんをもらおうかねぇ??」

?「ちょいと、そこの兄さん方聞いてるかい?」

スキル一同「「「ははははははははははは!!」」」

?「いい加減気づいてくれないかい?俺そこまで影薄くないと思うんだけどねい?」

スキル一同「「「うっせぇな!!誰だ!!?」」」

スキルアウトがなんとも素晴らしいハモリで後ろを向いた瞬間、地面が柱のように盛り上がってきて3人の顎にクリーンヒットした。

すると、スキルアウトたちはうめき声を上げてその場に倒れてしまった。


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