過去ログ - 芳川桔梗「言ったでしょう? 私の名前を忘れないでって……」
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76: ◆hZ/DqVYZ7nkr[saga]
2012/05/19(土) 00:42:56.89 ID:jYlE53rwo

「うん、上条の言うとおりかもってミサカはミサカは00001号は、大好きな人を、本当に本当に、心から大好きな人を守ったんだよって、垣根に教えてあげてみる!」

―― 守って、くれ……た?
なんで? 俺なんかより、自分の身を守れよ。

「な、んでだよ……じゃあ、なんで、俺なんかを守ったんだよ」

「だから、あんたが大切だったんでしょ?」

「違う、違う違う」

ミサカ00001号は垣根に心の底から恋をしていた。
それは、垣根も知っているはずだ。
だが、垣根は何故かそれを今、認めようとしない。

「お前、認めたくないだけだろ?
ミサカの死を無駄にしてる自分を認めたくないだけだろ?」

上条はキツく言い放つ。

「本当は、わかってるんだろ?
答えは出てたんだろ?
でも、整理したくて俺たちに話そうと思ったんだろ?
お前は今のお前が、ミサカが命をかけて守る価値のないものだって、自分で分かってるんだろ?
それを、認めたくもなければ守ってもらえた価値のある自分に変わるのも怖いからって目を背けてるんだ!」

インデックスが「言い過ぎだよ」と、言おうとするが、それは御坂によって止められた。
上条はその事には気づかずに、続ける。


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