139: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/07/17(火) 04:28:41.31 ID:wjxL0IG/0
由香「……ひ……うぷっ!!」
美琴に連られて、その"人物"を目の当たりにしてしまう。
その途端、悲鳴を上げるよりも、急激に吐き気が襲った。
喉元から、胃の内容物などが一気にこみ上げる。
小さな左手の掌で口元を押さえながら、その場にかがみこむ。
そのまま、こみ上げたものを吐き出した――が。
由香「ひっ……うえっ……ぎゃあああああああああああ!!」
嘔吐感は急激に止まった。
そして、まわりに吐瀉物をこびりつかせた口からありったけの悲鳴を上げた。
床に尻餅を付きながら、体をじりじり後退させる。
美琴「……いっ……ああ……」
そんな由香の様子を目の当たりにする。
もちろん、彼女をそのようにさせた――床の上に転がった"物体"も。
震えていた体が一層びくつきだして。
そして、"物体"に対して、大きく見開いた目が釘付けになっていた。
目の前の床に、仰向けになって転がっていた――1体の死体に。
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