39: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/05/25(金) 23:20:32.84 ID:JGVhH3Y+0
刻命「…………」
これまで浮かべていた柔和な表情から、一変して険しいものになる。
顔を顰めながら、初春を一瞥すると、再び音楽室のほうへと向き直した。
40: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/05/25(金) 23:21:16.42 ID:JGVhH3Y+0
41: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/05/25(金) 23:21:54.14 ID:JGVhH3Y+0
刻命「児童の霊に取り囲まれて、刺された者もいれば、鉄槌で頭を殴られて命を落とした者もいた」
初春「そんな……」
42: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/05/25(金) 23:22:20.22 ID:JGVhH3Y+0
43: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/05/25(金) 23:23:04.63 ID:JGVhH3Y+0
刻命「さて……君は僕のクラスメートを知らないかい?」
初春「え、ええ……」
44: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/05/25(金) 23:23:57.06 ID:JGVhH3Y+0
空色のキャミソールの上から、男物のワイシャツを羽織っていた幼い女の子。
アホ毛が目立っているその女の子は、迷子を捜しているらしく、初春もそれに付き合っていた。
風紀委員の仕事として。
45: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/05/25(金) 23:24:25.17 ID:JGVhH3Y+0
そして、風貌に似合わない柔和な笑みを浮かべて――訊ねてきた。
46: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/05/25(金) 23:25:35.82 ID:JGVhH3Y+0
刻命「……ん?何かあるのかい?」
顔を顰めることなく、訊いてくる。
不信がるどころか、むしろ優しげな笑みを向けて。
47: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/05/25(金) 23:26:51.12 ID:JGVhH3Y+0
刻命「そうか……」
話を聞き終えた途端に、小さく顔を顰めだした。
48: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/05/25(金) 23:27:24.13 ID:JGVhH3Y+0
刻命「3人とも白骨化しているって言ったね」
初春「はい。それがどうしたのですか」
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