64: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/04(月) 23:24:50.19 ID:DwsQRxNp0
65: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/04(月) 23:25:16.75 ID:DwsQRxNp0
66: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/04(月) 23:25:44.09 ID:DwsQRxNp0
初春「あの、刻命さん……私……」
67: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/04(月) 23:26:10.73 ID:DwsQRxNp0
刻命「そうか……」
特に表情も変えることもなく。
68: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/04(月) 23:26:36.87 ID:DwsQRxNp0
刻命「いずれも、頭から血を流していたよ。頭蓋の一部が割れているのがはっきりと分かった。多分、あの男の金槌で殴られたのだろうな」
初春「あの男って……」
69: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/06/04(月) 23:27:04.21 ID:DwsQRxNp0
70: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/04(月) 23:27:33.71 ID:DwsQRxNp0
刻命「事件が終わってから以降も、この学校では不可解な死亡事故や事件が続発したらしい。その頃からすでに呪われていたのかもな」
初春「…………」
71: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/04(月) 23:28:57.56 ID:DwsQRxNp0
刻命「まあ、無用意に触れてしまった僕も迂闊だったがね。ただ、その前に僕のクラスメートがそれで大怪我を負った」
初春「え……!?」
72: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/04(月) 23:29:26.63 ID:DwsQRxNp0
刻命「一見何もない、ただの廊下だと思って歩いたのがいけなかった。ワイヤー自体はほぼ透明といっていいぐらいのものだったからね」
初春「そんなのじゃ……おちおち、校舎中を歩き回れないじゃないですか」
73: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/04(月) 23:29:54.87 ID:DwsQRxNp0
刻命「……キザミ、ってな。俺の名前を呼んでいたよ。命が終わるという恐怖と不安と後悔でいっぱいになってな。そこで息を引き取った」
初春「…………」
74: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/06/04(月) 23:30:27.73 ID:DwsQRxNp0
初春「……ないです……」
ぽつりと、浮かんだ言葉を口にする。
が、あまりにも小さな声なので、刻命の耳にははっきりと届かなかった。
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