過去ログ - 青子「……」有珠「……ひどい」草十郎「……ごめん」
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/14(月) 21:26:27.87 ID:8eIhzJZJ0


「単刀直入に話すけど……」


 と、きりだした青子の言葉を、


「お話になる必要はありません」


 唯架が遮った。



「……」

「お話は分かっています。不問律の掟に従って、彼から身を引け……そうじゃありませんか?」

「ええ、そのとおりよ……それで、身を引いていただけますか唯架?」

「引きません」

「ふーん、それでは、黙ってあの子と全面戦争する、ということを承知でアイツ側につくのね?」

「黙秘します」

「…………」

「だって、あの子が敷いた口約束に過ぎませんもの」



 そう言いきった時の唯架の表情は、羨ましくなるぐらい晴れやかだった。
 自身に荷せられている重い呪縛を世迷信だと考えるだけで、唯架でさえもこれほど明るくなれるものなのか。しかし……



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