37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:11:02.81 ID:ut/rgxS5o
キリカ「ようこそ美樹さやか!……しかしまぁ、予想はしてたけど、1人で来るとはね。他の魔法少女と一緒に来れば確実だったろうに」
さやか「……これはあたしがあんたをしっかり殺さなかった事が原因だ。他のみんなを巻き込みたくない」
キリカ「ふーん……」
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:11:37.04 ID:ut/rgxS5o
さやか「じゃぁ何よ。……『織莉子』の為?」
キリカ「いや、今回はそれも違うね。私は私のやりたい事をする為にここにいる」
さやか「……意味、わかんないんだけど」
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:12:16.97 ID:ut/rgxS5o
さやか「……何でこんな事をするの?キリカ」
キリカ「そうだね。話を進めよう。美樹さやか」
キリカ「王子様は上にいる。娘の告白は延期。今なら人魚姫にだってチャンスはある。違うかな?」
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:17:21.83 ID:ut/rgxS5o
さやか「……こんな体にされちゃった私たちが……恋愛なんて、出来るわけないじゃない……」
キリカ「それじゃぁ織莉子と私はどうなるのさ……まぁそこは置いておくよ」
キリカ「……仮に、だ。上条恭介が、君の言うところのゾンビになってしまったとしよう。……君はそんな事を理由に上条恭介を嫌いになるの?」
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:18:02.56 ID:ut/rgxS5o
キリカ「……とんだすれ違いだね」
さやか「……?」
キリカ「まぁ、『愛してくれなんていえない。キスしてくれなんて言えない』辺りでもう告白ととれないこともないか……うん、極めて微妙というか、残念賞って感じだけど特別にOKとしよう」
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:18:50.88 ID:ut/rgxS5o
キリカ「私の提示した条件を覚えてる?上条恭介に告白することっていうあれ」
さやか「うん……でも、それが何で」
キリカ「ちゃんと注意深く見ておけば気づいたはずなんだけどね……ほら、そこら中に監視カメラが設置してある」
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:20:43.29 ID:ut/rgxS5o
キリカ「まぁ、そういうことで。頑張ってね。さやか」
さやか「待て待て待て!ちょっとおかしくない?あんたの目的がさっぱり見えないんだけど?」
キリカ「?……ここまできたらもう明らかじゃないか。君と上条恭介の壁を取っ払うのが、私の目的だったんだよ」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:22:05.68 ID:ut/rgxS5o
さやか「……えぇと……『今のところは無事だよ。ま、ほおっておいたらどうなるかわからない』とかあんた言ってなかった?」
キリカ「あー言ってたね。人間ほっといたらお腹がすいて死んじゃうからね。無事ではすまないだろうねー」
さやか「……『美樹さやか、君を知りたい』この言葉の意味は?」
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:23:16.88 ID:ut/rgxS5o
さやか「……え、えぇと……ありが、とう?」
キリカ「そういうのはいらないよ。大体志筑仁美からすればとんだ災難だったわけだし。……さて、そろそろ私は帰るよ。上条恭介と仲良くね」
さやか「……待って!」
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/08(火) 19:23:51.96 ID:ut/rgxS5o
--さやかが恭介を助けにいった後--
キリカ「何もかも中途半端なのに……中途半端ながらに必死に前に進もうとしている。……すごいな」
キリカ「……私は魔法少女になってしまったし、その事事態を後悔する気は全くないけれど……もしならなかったら、あんな強さを手に入れる事は出来たんだろうか」
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