過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/13(日) 18:28:26.14 ID:8zEbJ0UD0
少女「き、切り分けるって……」
黒服「あぁ、確実にその実験体は死ぬな。だからこそ、我々研究機関は行き場もなく、何の役にもたたない
チャイルドエラーを真っ先に実験対象とする。この意味、わかるか?」
最近はなんの成果も挙げられていない少女は黒服の男の意図していることが理解できた。
少女(役に立たなきゃ次に実験対象となるのは私だ。)
それからというもの、少女は命懸けで任務に取り組んだ。
その間にもたくさんのチャイルドエラーが実験開発室という名の処刑場へと連れて行かれた。
少女は人の顔色を伺い続け、相手との心の距離を慎重に定め、任務を遂行し、どうにか実験開発室行きを免れ続ける。
それだけでは危機を免れず、少女は時に任務を共にする仲間を使い捨て、成果を独り占めにして生き延びた。
その行いを続けたせいか、ついに能力に目覚めた時、その能力の効果に少女はさほど驚かなかった。
その能力は己が生きるための術であり、己の心の本質であり、自分だけの現実だった。
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