過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:02:28.36 ID:8rHYgbYP0
削板「くぅおんのおおおお!」
両腕をクロスさせて頭部を守るように走り、削板は垣根目指してダッシュする。
だが、宙に浮かぶ結晶により有効範囲を拡散された殺人光線は第三層の実験場ほぼ全体を覆っている。
音速の二倍で動く削板と光速でそれを追随する殺人光線。
攻防は一秒にも満たなかった。
削板は接近中でも急所を重点的に謎オーラで包みこみ、殺人光線の攻撃を和らげる。
だが、殺人光線はオーラすらも貫き、削板の足や肩、頬、腹の横をかすめ、着実にダメージを与える。
加速する意識の中で、削板は歯を食いしばって耐える。
削板(垣根本人に光線が向かわないように攻撃を放っているはずだ! ヤツに近づきさえすれば!)
しかし、垣根との距離を詰めるに連れ、先読みされて放たれていた光線の量は徐々に増え、張られていた謎オーラを突き破って
削板へのダメージが蓄積していく。
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