過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:22:10.81 ID:8rHYgbYP0
削板「ぐっは!」
体を少しだけ後ろへと反らし、体を真っ二つにされることは免れたものの、ダメージは深刻だった。
垣根「は! 防御力に頼りすぎたな!」
だが、削板は空から落ちる中、体を反転させ、再び垣根に向かって飛ぶ。
体を纏っていたオーラが右拳に一点集中し、これまでにないほどの量の気迫が放たれる。
削板「だったら防御を捨てればいいだけの話だろ!」
慌てて両翼に己の前を覆わせる垣根だが、削板の全能力を注ぎ込んだ拳の一撃は両翼を貫き、垣根の頭部へと直撃する。
垣根「ぐぉ!」
垣根は目にも見えない速さで後方へと吹き飛ぶ。
貫かれた翼を一旦解除し、もう一度新しい両翼を作り直すと、垣根はよろよろと夜空をホバリングする。
垣根「は、やってくれるじゃねーの……だったらよ」
垣根は削板から視線を外し、遠く下に広がる地上を一瞥する。
そこには垣根が守るべき研究所があり、そして、その研究所のすぐ外に何台か見慣れぬ黒い車が停められている。
スクールの後方支援部隊だ。
垣根は右翼から羽を飛ばし、空中にいる削板を釘付けにする。
そして左翼を広げ、真下へ向かって白い羽を矢のように放つ。
削板は垣根の攻撃から身を守りながら、下へと落ちていく羽の向かう先を見て驚愕する。
削板「初春!」
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