過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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2012/05/26(土) 15:53:49.86 ID:8rHYgbYP0
勝機を見出したステファニーは無線を利用して迎電部隊全員に通達する。
ステファニー「私が囮になってファイブオーバーを実験場中央の大穴に引き寄せます、それまで猟犬部隊の相手を。
合図を出したら一斉射撃お願いします!」
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2012/05/26(土) 15:56:04.37 ID:8rHYgbYP0
すぐ遅れてファイブオーバーのレールガンが放たれ、ステファニーが走った軌道に沿って銃弾が注がれるが、
さすがに己の真下までは攻撃が届かないようだった。
ステファニーはすぐさま起き上がると、またしても走り出し、ファイブオーバーの真下を抜けると、第一層に広がる大穴のすぐ隣へと近寄る。
167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 15:58:05.67 ID:8rHYgbYP0
ステファニー「今です!」
そうステファニーが叫ぶと、猟犬部隊と交戦していた迎撃電部隊が一斉にファイブオーバーへと各々の武器を向け、一斉射撃する。
銃弾が、手榴弾が、ロケット弾までもが撃たれ、吸い込まれるかのようにファイブオーバーの背中へと飛んでいく。
168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:02:28.36 ID:8rHYgbYP0
削板「くぅおんのおおおお!」
両腕をクロスさせて頭部を守るように走り、削板は垣根目指してダッシュする。
だが、宙に浮かぶ結晶により有効範囲を拡散された殺人光線は第三層の実験場ほぼ全体を覆っている。
169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:05:41.09 ID:8rHYgbYP0
削板「〜〜〜っ! 根性おおおおぉぉぉぉ!」
痛みに耐え、ようやく光線の弾幕を突き破った削板を迎えたのは垣根の両翼と石剣の三連撃だった。
削板はそこでさらに前へと加速し、両翼の攻撃が削板のすぐ後ろへと下ろされる。
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:07:33.66 ID:8rHYgbYP0
爆音と共に二つの影が心理定規と杉谷の横で下から上へと通りすぎる。
影は第二層全体に衝撃波を生み出し、心理定規を押さえつけていた杉谷がのけぞる。
心理定規「くっ!」
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:10:37.72 ID:8rHYgbYP0
突然下から飛び出してきたのは、まさしく烈風が如くだ。
今まさに振り下ろさんとしたファイブオーバーの右鎌は、削板が開けた穴の上に重なった。
その瞬間、下からアッパーをかまして垣根ごと上昇してきた削板はファイブオーバーの鎌を根元から打ち砕き、尚も空へと上昇していった。
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:13:12.71 ID:8rHYgbYP0
ステファニー「初春!」
初春『は、はい!』
ステファニー「ファイブオーバーから落ちたレールガンを使えるようにすることは可能ですか?」
173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:16:47.29 ID:8rHYgbYP0
第三層から第一層の天井までも突き抜け、削板は垣根と共に夜空へと飛んだ。
下を見れば潮岸の実験場を見渡すことができ、侵入の際に穿った穴が小さく見える。
垣根「ちっ!」
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 16:19:26.72 ID:8rHYgbYP0
垣根「ぐっ!」
冷蔵庫が大きく凹み、冷蔵庫の中に入っていた何かが嫌な音を立てる。
しかし、それを狙っていたのだろう。垣根は削板の腕を左手で掴むと、石剣を持った右手を振り下ろす。
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