過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/26(土) 17:51:59.17 ID:8rHYgbYP0
ギリギリだった。
心理定規のすぐ真横にはファイブオーバーの足が投げ出されており、少し遠くには機体の胴体に下半身を押しつぶされた杉谷が横たわっている。
杉谷「ぐっ……ぐほ!」
血を吐き出し、杉谷はずり落ちたサングラス越しに心理定規を睨む。
杉谷「まさか……こんな形になるとは、な」
心理定規「仲間の力、とでも言うのかしらね? ほぼ偶然だけど、」
杉谷「ふ、仲間の力……お前に似合わない言葉だ」
心理定規「……」
杉谷「俺の最後の言葉だ。心理定規。お前が、本当の意味、で、他人との距離を近づくことなど、でき……ない。お前は……俺と、同じ……闇に染まり、き……て――」
それを最後に、杉谷はしゃべらなくなった。
心理定規「うるさい」
悲痛な顔を浮かべ、心理定規は息を引き取った杉谷を見下ろす。
心理定規はまるで道を失った少女のように、両手を胸の前で組み、恐怖を心の奥に止めるためか肩を震わせる。
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