過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:21:09.11 ID:DIuXVX8d0
心理定規「初春さん、それに雲川、わざわざ来てくれてありがとう」

雲川「おいおい、私は呼び捨てか? 別にいいけど」

ふんと鼻息を鳴らし、雲川は改めて心理定規、ステファニー、そして初春を見る。
以下略



213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:24:47.07 ID:DIuXVX8d0
一頻り喜びを分かち合うと、雲川が徐ろに咳払いを一つ出す。

雲川「さて、本題に入らせてもらおうか」

任務が終わってからというもの、雲川は心理定規達の前に現れなかった。治療に専念してもらうためだろう。
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214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:26:00.19 ID:DIuXVX8d0
初春「打ち上げをしましょう!」

初春の言葉に病室にいる一同は一瞬の間を置く。

心理定規「打ち……上げ?」
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215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:27:32.84 ID:DIuXVX8d0
初春「削板さん! 体は大丈夫なんですか!?」

ステファニー「というかさっき意識が戻ったばかりのはずでは?」

削板「問題ない! こんなもの根性でどうとでもなる!」
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216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:30:09.75 ID:DIuXVX8d0
一週間後、無事に退院したスクールのメンバーは全員貝積の屋敷へと訪れていた。

初春が打ち上げの場所を探すのを困っていたところ、貝積が快く会場を提供してくれた。

屋敷はどこか潮岸の屋敷と似ており、広いホールにテーブルが幾つも並べられている。
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217:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:32:46.07 ID:DIuXVX8d0
事件が起こったのは打ち上げが始まって二時間後だった。

削板「さぁ野郎共! 準備は良いか!?」

突然マイクを握り締めた削板が大声で叫ぶ。
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218:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:34:14.34 ID:DIuXVX8d0
削板「お前ら、今日は来てくれてありがとう! 約束通り、お前達のための催し物は完璧に準備できている!」

「削板ー!」「良くやったぞ!」と迎電部隊の全員が高らかに声を上げる。

いつのまにこいつらはこんなに仲良くなったのだろうかと首を傾げるステファニーだが、削板は構わず司会を進める。
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219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:36:05.03 ID:DIuXVX8d0
しかし、そんなステファニーの羞恥など露知らず、迎電部隊の群衆から「一万五千!」「一万八千!」「甘ぇんだよお前ら! 二万三千!」と声が上げられる。

ステファニー「なななな、あいつら一体何をしてるんですか!?」

初春「と、止めないと!」
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220:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:38:20.22 ID:DIuXVX8d0
削板「時間がねぇ! 一気に行くぞ! 心理定規の生着替え黒髪バージョンと金髪バーション! 初春のスクール水着! 雲川の体操着! セットで五万から!」

盗撮余裕でしたと言わんばかりに身に覚えのない写真が次々と出され、ステファニーと初春は青ざめる。

初春「な、なんでこんなことに」
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221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:42:08.58 ID:DIuXVX8d0
ホールの中心から離れた壁際で、雲川は一人椅子に座ってグラスに入った赤色の飲み物を飲んでいた。

心理定規「向こうは盛り上がってるわね」

近づいてきた心理定規はどこか楽しそうに言う。
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