過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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2012/05/28(月) 18:26:00.19 ID:DIuXVX8d0
初春「打ち上げをしましょう!」
初春の言葉に病室にいる一同は一瞬の間を置く。
心理定規「打ち……上げ?」
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2012/05/28(月) 18:27:32.84 ID:DIuXVX8d0
初春「削板さん! 体は大丈夫なんですか!?」
ステファニー「というかさっき意識が戻ったばかりのはずでは?」
削板「問題ない! こんなもの根性でどうとでもなる!」
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2012/05/28(月) 18:30:09.75 ID:DIuXVX8d0
一週間後、無事に退院したスクールのメンバーは全員貝積の屋敷へと訪れていた。
初春が打ち上げの場所を探すのを困っていたところ、貝積が快く会場を提供してくれた。
屋敷はどこか潮岸の屋敷と似ており、広いホールにテーブルが幾つも並べられている。
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2012/05/28(月) 18:32:46.07 ID:DIuXVX8d0
事件が起こったのは打ち上げが始まって二時間後だった。
削板「さぁ野郎共! 準備は良いか!?」
突然マイクを握り締めた削板が大声で叫ぶ。
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2012/05/28(月) 18:34:14.34 ID:DIuXVX8d0
削板「お前ら、今日は来てくれてありがとう! 約束通り、お前達のための催し物は完璧に準備できている!」
「削板ー!」「良くやったぞ!」と迎電部隊の全員が高らかに声を上げる。
いつのまにこいつらはこんなに仲良くなったのだろうかと首を傾げるステファニーだが、削板は構わず司会を進める。
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2012/05/28(月) 18:36:05.03 ID:DIuXVX8d0
しかし、そんなステファニーの羞恥など露知らず、迎電部隊の群衆から「一万五千!」「一万八千!」「甘ぇんだよお前ら! 二万三千!」と声が上げられる。
ステファニー「なななな、あいつら一体何をしてるんですか!?」
初春「と、止めないと!」
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2012/05/28(月) 18:38:20.22 ID:DIuXVX8d0
削板「時間がねぇ! 一気に行くぞ! 心理定規の生着替え黒髪バージョンと金髪バーション! 初春のスクール水着! 雲川の体操着! セットで五万から!」
盗撮余裕でしたと言わんばかりに身に覚えのない写真が次々と出され、ステファニーと初春は青ざめる。
初春「な、なんでこんなことに」
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2012/05/28(月) 18:42:08.58 ID:DIuXVX8d0
ホールの中心から離れた壁際で、雲川は一人椅子に座ってグラスに入った赤色の飲み物を飲んでいた。
心理定規「向こうは盛り上がってるわね」
近づいてきた心理定規はどこか楽しそうに言う。
222:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:45:59.93 ID:DIuXVX8d0
雲川「……やはり、体晶の副作用はきついか?」
心理定規「あら? さすがに気づいたかしら?」
雲川「ま、病院の手配をしたのは私だ。全員の体調を私に報告するようにしてあるから当然だろう」
223:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/28(月) 18:48:35.52 ID:DIuXVX8d0
遠くで繰り広げられている騒ぎを眺めながら心理定規はゆっくりと口を開く。
心理定規「それよりも、潮岸達の目的や垣根の動向は何か分かったのかしら?」
雲川「お前も真面目だな。こんな時でも仕事の話しか?」
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