過去ログ - 心理定規「スクールは私が建て直す」
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338:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/03(金) 17:50:03.76 ID:Hyxgfhdm0
削板「かつあげがあったと聞いて来たんだが?」
雲川「あぁ、嘘だけど。さっきの学生にちょっと脅しをかけてお前をここに来させるようにしただけだ」
おそらく理事会の力に物を言わせてさきほどの学生を少しばかり調べ上げ、弱みでも握って脅したのだろう。
ある意味かつあげより酷い行為に呆れる削板だが、すぐにその表情を険しくする。
削板「どの面下げて俺の前に立っているつもりだ」
雲川「こうでもしないとお前は私に会ってくれるはずもないからな」
削板「まったくだ。お前と話すことなんざないんだよ。じゃあな」
削板はすぐにその場から立ち去ろうとする。
だが、雲川が突然頭を下げ、削板は驚きのあまり歩を止めてしまった。
雲川「すまなかった」
削板「な、なんだかやけに素直に謝るな」
雲川「これでも私なりに後悔しているんだ。見誤っていたよ、お前達がここまで信頼しあっていたとは」
削板「……」
雲川「私はこれまでありとあらゆる手段を講じて今の地位を手に入れて来た。
それこそ昔の心理定規と同じように他人を利用したりもしたさ。
だからこそ、心理定規が変わりゆく姿は驚愕であり、羨みもしたさ」
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