過去ログ - P「エージェント菊地真?」真「はいっ!!」
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25:1 ◆6sOGwos0tc[saga]
2012/05/13(日) 13:56:44.86 ID:N4daxMoP0


「ところで菊地真ですが、いつ事務所に来るんですか?出来れば早めに会っておきたいのですが」

「おおそうだ。確か10時過ぎに事務所に来るようにと連絡してある。もうすぐだな」

 高木社長が時計を確認する。現在9時50分。もうすぐだ。

 コンコン

 その時、社長室を控えめにノックする音がした。高木社長促すと、事務員の音無さんが入って来た。

「あの社長……、面接希望の菊地真さんという方がお見えになっていますが……」

「おお来たかっ!!少し早いが通してくれたまえっ!!いやあ。待ち合わせに遅れる事無く来るとは、なかなかしつけの
 行き届いたお嬢さんではないかっ!!」

 大喜びでセッティングをする社長。しかし対照的に、音無さんの様子が変だ。どうも困惑しているというか、戸惑い
が表情から見え隠れしている。

「はい……、ではお呼びします……」

 そう言って音無さんは社長室から出て行った。何だか嫌な予感がする。諜報部員としての勘だろうか。いや、そんなもの
がなくとも、俺の危機察知能力が警鐘を鳴らしている。そうしている間に、再びドアをノックする音がした。高木社長は
威厳たっぷりに「入りたまえ」と返事をした。俺も社長の横に並んで腰かけた。




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