過去ログ - 安価に沿って小説を書いていく。
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/11(金) 22:46:02.74 ID:gd3Ez0Xw0
ユノゥに連れられて、僕は町はずれにあるあまり大きくはない宿へ入った。特に目立つ看板を掲げているわけでもなく、木の板に「ジュビリィ」と手書きで書かれたものが二階の窓下に掲げられているだけだった。それでも素朴で優しい雰囲気は伝わってきて、僕は一目見ただけどこの宿のことが少しだけ好きになった。

「ここね、店主さんもいい人だし、何より安いんだー! 私って貧乏だし」

「うん、でも、本当に良さそうな宿だね」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/11(金) 22:46:28.34 ID:gd3Ez0Xw0
目の前に広がる部屋は、特に豪華な部屋ではないにしろ、悪くないベッドや照明、丸テーブルなどといった家具が置いてあり、普通に暮らす分には特に問題が無いように思えた。質素ながらも、無駄な装飾がない分、好感が持てる部屋だった。しかし――

「あの……もしかして……僕たち一緒の部屋で寝るの?」

「あたりまえだよー! だって私だってそんなお金持ってるわけじゃないし、部屋を二つも取れる余裕なんかないよー!」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/11(金) 23:05:19.49 ID:gd3Ez0Xw0
風呂から上がると、何やらユノゥと誰かが会話しているような声が聞こえてきた。
僕は壁に隠れ、聞き耳を立てながらその様子を窺うことにした。

「おーい、ユノゥちゃんおかえりぃ♪ ふふっ、今日も可愛いなぁ、全く。僕ずっと君が帰ってくるのを待ってたんだよー? ほら、お帰りのチュウ♪」

以下略



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