過去ログ - ほむら「銀の…雨?」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/22(火) 16:46:57.21 ID:QSvM47Xm0
sideほむら

[縦裂け廃墟]

ほむらが撃退した分を補充するように瓦礫を押し退けて這いだしてくる、生理的嫌悪を催すような腐りかけの動く死体
まどかの母はリビングデッドと呼んでいたそれに、怯むことなくまどかはクロスボウを構え放った。
戦いながらその光景を見たほむらは、かつて憧れた魔法少女の姿を思い出し
そして不安を拭うために戦いながらまどかに問いかけた。

ほむら「まどか、貴女は一体何者なの?」

まどか「ウェヒー、パパはヤドリギ使いって呼んでる、ほむらちゃんも能力者なんだよね?」

ほむらは"能力者"という聞き慣れない単語に首を傾げるも、改造して推進力を付けたゴルフクラブでリビングデッドの頭を弾きとばし答えた。

ほむら「そうね、私は魔法少女よ」

まどか「可愛いジョブだね」ウェヒヒ

ほむら「・・・・・・・・・///」

顔を赤くしながらもほむらは新しいマシンガンに魔翌力を乗せてゴーストをひとまとめにするように威嚇射撃をする。

ほむら「それで、何か対抗策はあるのかしら?何の策もなしに飛び込んだわけではないのでしょう?」

これはあくまでもほむらの予測であるが、このまどかは戦闘慣れしている。
一般人の主観であれば今相対しているゴースト、特にリビングデッドの類は非常にグロテスクだ。
それに怯むどころか弓を構え、なおかつほむらも知らない事情を知っているまどかはほむらほどではないにせよ相当火事場に慣れてしまっているとふんだ。しかし・・・

まどか「・・・ウェヒヒ」汗

まどかはほむらに申し訳なさそうな笑顔を見せた。ほむらも何となく。その笑顔の意味を理解した。

ほむら「鹿目さんもこの数は無理なのね」

まどか「ごめんね、方法自体はあったんだけど・・・リリスに連れ去られてきたお姉さんを助けるのにもう殆ど使っちゃって
森王の槍もあと一回が限界かも、それでも倒すことができないし」

まどかの言う森王の槍とは、恐らく先ほど放った植物の槍による爆撃のことだろう。
魔法とは違う力のようだが、その分制限も多いようだ。

まどか「一纏めに攻撃するのには便利なんだけど、慈悲の効果で即死させることはできないの」

ほむら(まどからしい・・・)

まどか「だからほむらちゃん、私が攻撃したら、同じところに範囲攻撃できる?」

ほむら「!・・・えぇ、可能よ」

まどかは自信に満ちた笑顔をほむらに向けて、勇気づけるように微笑んだ。

まどか「此処ね、ほむらちゃんも見たと思うけど普通の人には意識しないと見えないんだだから両親と能力の練習によく使ってて、その前に大掃除をよくやるんだ」

懐かしむように森王の槍を生成していく。魔翌力で宙に停滞するそれと連動するようにクロスボウを握ると、魔翌力を発する回転動力路からは銀の粒子を含んだ蒸気が噴き出した。

まどか「威力には自信があるんだよ、パパとママが使ってた時間差攻撃!」

まどかが引き金を引くと、ドゥッと森王の槍が解き放たれゴーストの群に飛び込み大爆発を引き起こす。

ほむら「・・・・・・・・・何者なのよ貴女の家族も」

まどか「二人とも能力者だよ、でもママは宇宙人なんだって」

ほむら「」

まどかの言葉に絶句しながら、ほむらも盾から・・・小麦粉を取り出した。

ほむら「・・・私、能力者については何も知らないことばかりなのよ」

どこかあきらめたような口調で空気中に、それでもまどかにかからないように小麦粉を散布するほむらにまどかは首を傾げる。

まどか「?」

ほむら「終わったらイヤと言うほど質問攻めにするから、そのつもりでね」カチッ

そう言ってほむらは魔翌力を付与した小麦粉の舞う中、拳銃の撃鉄を引いた。

ッヅドオオォォォォォォォ・・・ン




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