137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/06/07(木) 01:37:14.89 ID:mtLPM3s8o
「誰か見た人は?」
えっと……
あの時は風が強く吹いて
それで、髪の毛が邪魔になって
「じゃあ、キミ自身もちゃんとキスしたかどうかわからないの?」
でも、確かに唇に何かが当たったんだから
「そっか」
キス以外のなにものでもないわ
「でもさ、その唇に何が当たったかは確認できてないんでしょ?」
え? ええ、そうね
「ここでキミの考えるキスの定義についてだけど」
「唇同士だったら間違いなくキスだよね」
もちろん
「じゃあ、唇以外だったら? 例えばほっぺたとか」
……何が言いたいの?
「風が吹いて、酔っ払って平衡感覚が怪しい澪ちゃんがちょっとバランスを崩してキミに倒れ掛かってくる」
「直前まで澪ちゃんがキスのことを話していたことも相まってキミはそれがキスだと思い込む」
「それでキミはまんまと恋に落ちる」
例えそうでも……
好きであることには変わりないわ
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