60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/05/26(土) 01:15:54.65 ID:pXl8hg5Jo
斎藤「わたくしは、お嬢様のことを心の底より慕い、お仕えしております」
斎藤「そのお嬢様がお選びになった方も、わたくしは無条件で信頼し
この身が果てるまでお尽くしする所存です」
斎藤「それが、お嬢様に対するわたくしの忠誠でございます」
紬(……きっと何か勘違いをしているのね)
斎藤「身分違いの恋であろうと、それがお嬢様の決めた道ならば
この身でいばらを切り裂いて先陣を行きましょうぞ!」
紬(違いじゃなくて、同じってところに悩んでるんだけど……)
斎藤「どのようなことがありましても、この斎藤がお味方いたします!」
紬(ここで、実は好きな人は女性なのって言ったらそれこそ泡を吹いて倒れちゃうかも……)
菫(なんかお姉ちゃん困ってるような……)
紬「わ、わかったわ。ありがとう斎藤。とても気分が楽になったわ」
斎藤「いえ、主人の悩みを解決するのも執事の勤め」
紬「あなたこそ執事の鏡だわ」
斎藤「勿体なきお言葉。それではお嬢様、そろそろご夕食の準備が整う頃でございます」
菫「あ! まだ私、食器の準備とかぜんぜん出来てない! すぐ行ってきます!」
紬「菫、ちょっと待って!」
菫「はい?」
紬「あの、ちょっとお話があるんだけど」
菫「えっと、でも……」
斎藤「菫、お嬢様のお相手をして差し上げなさい。準備は私がしておくから」
菫「は、はい。わかりました」
斎藤「では、お嬢様」
紬「ええ、ご苦労様。ありがとう」
160Res/113.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。