127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/09(土) 21:06:05.64 ID:1QroGwQJ0
  
 三 
  
 「たのもう!」 
  
 千早太は、菊地家の屋敷の前に立っている。 
  
 「如月千早太でござる」大声で言った。 
  
 「はい、しばらく……」 
 女の声がした。 
  
 がこんという音がする。 
  
 やよいが出てきて言った。 
 「如月様、お待たせしました」 
  
 「おう、やよい、真はおるか」 
  
 いかにも申し訳なさそうに答える。 
  
 「あの、四条院様のお屋敷に……」 
  
 茶にでも呼ばれたか……。 
  
 「うむ、あい分かった。 
  
 帰ったらよろしくな、 
 某はこれから一仕事あるゆえ、失礼する」 
  
 さて、気を入れていかねばと腰の秋水を見やる千早太だった。 
  
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