235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/07/08(日) 20:54:30.98 ID:4GC1MwhW0
「珍しいな、お前にそのようなことがあろうとは」
「何を言っておる、真のことだぞ」
どきり、とした。
「一言も話せなかったではないか」
からからと笑いながら言う。
確かにその通り、あの娘に惚れたようだ。
しかし、同時に、貴音姫の姿が頭をよぎるのであった。
「嘘はつけぬな」
真之丞は頷く。
もうすぐで着くはずだ。
町は人で賑わっている。
「そうであろう」
千早太は、まだ笑いながら、また話す。
「しかし、名を訊かなかった」
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