29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 21:57:39.08 ID:sMurzLOZ0
一
「あ、あの、ここは?」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:00:55.60 ID:sMurzLOZ0
「お願いです、うちに帰して……」
「それは無理なお願いってもんよ。
こら、じたばたすんじゃねい!」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:05:30.18 ID:sMurzLOZ0
「それはおとっつぁんが今年の桃の節句に無理して買ってくれたんです。
でも、今すぐ帰してくれるというのならあなた達にあげます」
「いくつになるんだ?」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:08:51.44 ID:sMurzLOZ0
「今が不満だってのか?」
「いや、今は好きなだけ金を奪って、
女を抱いて、別に不自由はねえさ。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:11:23.77 ID:sMurzLOZ0
「おっと、眠る前に、
こいつはいただくぜ。
へへ、良い色だな」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:14:55.66 ID:sMurzLOZ0
ここは町からは外れた、
普段は誰も通らないような場所にある廃寺。
辺りには草がぼうぼうと生え、
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:16:04.12 ID:sMurzLOZ0
「用を足してくる」
弓を背負う男が立ちあがって外に出て、
墓の方へと向かう。
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:19:48.10 ID:sMurzLOZ0
二
こちらは千早太と真之丞の二人。
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:24:40.52 ID:sMurzLOZ0
「いざあ、到着」
そう言った千早太の前には今しがた、
用を足し終えたあの男が立っていた。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/21(月) 22:30:41.64 ID:sMurzLOZ0
二つ目の矢をつがえ、射ようとする男。
真之丞は大股で駆け、間合いを詰める。
39:注です[saga]
2012/05/21(月) 22:38:37.40 ID:sMurzLOZ0
[補注]
まず、矢避けですが、特別なことではありません。
直線的にしか飛ばないので、軌道を見切って半身になれば矢は自然と脇を逸れていきます。
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