過去ログ - 勇者「僕は、この世界を救えるか」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/05/20(日) 03:38:29.98 ID:GqAt17wDO
◆めがみは かんがえた

女神「あっ、そうだわ!」

ユウシャ「えっ?」

女神「アナタ、勇者よね?名前は?」

ユウシャ「ええと、勇者をやってるユウシャです」

女神「ユウシャね……うんうん。よし、こうしましょう!」

ユウシャ「な、なんですか?」

女神「アナタは仮にも勇者なのよね」

ユウシャ「は、はあ。一応は」

女神「勇者は世界各地を救いながら旅をするものよ」

ユウシャ「ええ。職業説明会の時に、そう聞かされました」

女神「各地の国や村を救えば、みんなは泣いて感謝するはず」

ユウシャ「そうなんですか?」

女神「そうなれば、勇者に各地のキーアイテムやら財宝、更には伝説の武器がこぞって献上されるのよ」

ユウシャ「おお」

女神「わたしがそれを貰う」

◆めがみが ふおんなことを いいだした

ユウシャ「も、貰うって……いったいどうやって?」

女神「やだ、なに言ってるの? モチロン、アナタが世界を救って回るのよ!」

ユウシャ「えええ」

女神「アナタは世界を救う。世界は勇者にカンシャして、金品を献上する。そして勇者はわたしにお金を払う」

女神「どう?」

◆ムチャクチャなことをいう

ユウシャ「どう、と言われても……」

女神「もう、煮え切らないわね。それで本当にわたしにカンシャしてるの?」

ユウシャ「それは……してます」

女神「だったら、その分の代金は支払うべきよ!」

女神「そうね……やすく見積もって、1,000,000G……ってところかしら」

◆めがみは とってつけた!

ユウシャ「そんな!無茶です!」

ユウシャ「それに、さっきの僕のやられざまを見たんでしょう?」

ユウシャ「僕が世界を救うなんて、そんな無謀な旅、出来ませんよ!」

女神「あら、そう」

ユウシャ「え?」

◆めがみは めにみえて ザンネンそうだ

女神「なら、仕方ないわね……。こうなれば、アナタが殺された瞬間まで時間を戻すわ」

ユウシャ「え?え?」

女神「だって、やっぱり魔翌力は惜しいもの。時間を戻すくらいなら容易いし」

ユウシャ「って事は、僕は……?」


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