過去ログ - 騎士「私のために剣を作れ」 鍛冶屋「いやだ」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/05/25(金) 00:21:07.43 ID:Txyt+5iX0
鍛冶屋「・・・・・・」

騎士「・・・・・・」

鍛冶屋「・・・・・・ふぅ。 俺が剣を作らないのは、人の生死に関わりたくないからだ」

騎士「ふむ」

鍛冶屋「家で使ってる包丁やハサミが折れたり欠けたり曲がったりしても、まず死ぬことはない。 使い方さえ間違わなければな」

鍛冶屋「だが、剣は戦うための道具だ。 人を殺すための武器だ。 そして、折れたり欠けたり曲がったりしたら、担い手は限りなく死に近づく。 俺は、そんなことの片棒をかつぐのは・・・・・・いやだね」

騎士「・・・・・・」

鍛冶屋「さぁ話したぞ。 そういうことだから、騎士様にはお引き取りを・・・・・・」

騎士「問題ない」

鍛冶屋「・・・・・・はい?」

騎士「貴様の話を聞いて、子細問題ない事がわかった」

鍛冶屋「ん? ・・・・・・え?」

騎士「人の生死と言ったが、あんずるな。 私が戦うのは人ではない。 魔物だ」

騎士「近頃、北の国との国境近辺に魔物が出るという報告があってな。 私はその討伐隊に参加する任についたのだ」

鍛冶屋「魔物退治か」



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