191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/01(金) 20:13:28.88 ID:ymXqud5po
幼馴染の教室のドアをノックする。適当に声を掛けて戸を引いた。
教室に入ると幼馴染と「みー」の姿はすぐに見つけられた。俺は少し緊張しながら彼女らに歩み寄る。
192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/01(金) 20:14:12.10 ID:ymXqud5po
つづく
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/01(金) 20:19:34.89 ID:DUIJcdBJo
引っ張られる文体だ
おっぱい
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/02(土) 00:55:23.39 ID:Z82NHMvIO
おっつん
195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/02(土) 13:30:33.28 ID:QvK0WMpCo
181-2 もし → もしかしたら
196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:31:26.50 ID:QvK0WMpCo
幼馴染は「どうかしたんですか?」とでも言いたげに俺の顔を見た。
泣き出したい気持ちになる。
197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:31:55.27 ID:QvK0WMpCo
どうして、と俺は「みー」に訊ねた。彼女はどうして平気そうにしているのだろう?
彼女は、それまで俺と話さなかったのが嘘だったように、すらすらと言葉を並べ始めた。
198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:32:21.65 ID:QvK0WMpCo
「だいいち、わたしが最初から、真正面から彼に話しかけてみればよかったわけで、面倒な手を選んだりしたから――」
違う、と俺はまた否定したくなる。この結果は彼女の行動が原因じゃない。
彼女とは無関係の場所で起こったことだ。彼女の行動はなにかの原因になったりしなかった。影響を与えたりしなかった。
199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:32:47.71 ID:QvK0WMpCo
俺が何も言えずにいると、彼女は言葉を重ねた。
「いいんです、本当に。機会をもらっても、上手く活かせなかったと思うから。自分でも何がしたかったのか分からない」
200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:33:14.35 ID:QvK0WMpCo
何にこんなにイライラしているんだろう、と考えて、すぐに思い当る。
それは身勝手な感情だ。俺は怒っている。
彼女は安堵しているのだ。おそらく、タカヤに対して正面からぶつかっていかないで済むことに。
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