205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:35:29.74 ID:QvK0WMpCo
俺の言葉に、タカヤの表情は硬くなった。やがて状況を判断しようとするように、視線をあちこちに彷徨わせた。
「それは、どうして?」
206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:36:08.98 ID:QvK0WMpCo
「そうか、そうだったんだ……」
彼は吐息のように言葉を吐いた。モスが気まずげな表情になる。
居心地が悪い。逃げ出したかった。
207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:36:44.82 ID:QvK0WMpCo
眠りから覚めて、眠っていたことに気付いた。カーテンは開けっ放しで、灯りはついていない。
陽はすっかり沈んで、もう辺りは真っ暗だ。俺は起き上がる気になれず瞼を閉じた。
いつからこんなに不調だったんだろう? 鼻はぐずぐずいって気持ち悪い。
208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:37:11.07 ID:QvK0WMpCo
「起きてください」
と幼馴染は言った。俺は寝たふりを続ける。起こすな。ギブミーアップ。
209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:38:20.60 ID:QvK0WMpCo
幼馴染は俺に対して感謝と謝罪の両方を告げた。彼女がどうして謝ったのかは分からなかった。
妹が体温計を持ってくる。俺は熱を測った。平熱だった。なんだ、平熱なのか。
だったらなんでこんなに体調が悪いんだろう。
210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:38:47.06 ID:QvK0WMpCo
「なにかあったの?」
妹が聞いてきたが、俺は上手に答えられない。
沈黙に耐えきれずに、俺は口を開いた。
211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:39:15.80 ID:QvK0WMpCo
どうして幼馴染の頼みを引き受けたのだろう、と思って、ようやく気付いた。
俺はいろんな人と「普通」に話せるようになりたかった。
もう一度幼馴染や、そのほかの人たちと、仲良く過ごしてみたかった。
212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/02(土) 13:40:00.07 ID:QvK0WMpCo
つづく
213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/06/02(土) 14:03:00.85 ID:lJSYRLuno
義妹だったんだ
214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/02(土) 14:49:48.38 ID:MhXWO9IIO
だからこそ胸触ったことが重くなるな
215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/02(土) 17:07:20.24 ID:+h+n4IaUo
このおっぱいはでかいな
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。