402:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:39:18.41 ID:PtNcRsDDo
「あからさまにオトモダチの話を遮ったのは、『こいつは何かまずいことを言いだすだろう』と思ったからじゃねえの」
茶髪は嘲るように言う。
403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:40:14.65 ID:PtNcRsDDo
「だったら、なんなの。いろいろ言いたいことはあるけど、まぁそれでいいよ。俺は他人を見下してるってことで」
「へえ」
404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:40:40.90 ID:PtNcRsDDo
「俺はお前が嫌いだ」
と俺は言った。本当に嫌いだ。こういう無神経な奴は。
405:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:41:07.26 ID:PtNcRsDDo
だるい。頭が痛い。
死んでしまいそう。
なんだってあんな奴にあんなことを言われなければならないのだ。
406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:41:48.75 ID:PtNcRsDDo
「ごめん」
と彼女は謝る。俺は頭がうまく回らなくて、どうして彼女がそこにいるのかもよく分からなかった。
407:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:42:14.79 ID:PtNcRsDDo
自分の両足で立ち上がる。
「どうした?」
408:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:42:40.69 ID:PtNcRsDDo
「なにかあったの?」
と妹は言った。俺は答えずに歩き出す。彼女もそれに従った。
409:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:43:43.56 ID:PtNcRsDDo
「どこかに寄ってく?」
俺は訊ねる。妹は答えなかった。
410:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:44:09.70 ID:PtNcRsDDo
「なに?」
と俺は面食らって訊ねる。
411:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 19:44:38.95 ID:PtNcRsDDo
「なんで?」
「わたしだと、つい甘やかしちゃうから。いいかげん、お互い兄離れ、妹離れしましょう」
1002Res/524.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。