826:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/03(火) 15:58:01.33 ID:B/yKFTgZo
だから、と彼女は続ける。
「悪いけど、わたしはあなたに気を遣ったりするつもりはないよ」
まるで宣戦布告でもするように。
「あなたの側の事情も心境もまったく考えるつもりはない。覚悟しておいてね」
俺は彼女のその言葉が、俺自身にとってもひどく致命的なものであることに気付いていた。
その言葉を否定することは、そのまま俺の感情を否定することになる。
でも、
「知らねえよ」
と俺は言う。
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