874:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/06(金) 16:36:29.52 ID:EKbxSuz2o
「そんなことはねーよ」
とモスは言った。
「そんなことはない」
染み入るような声だった。モスがそういうんなら、そうなのかもしれない。
彼の言葉にはそういうところがいる。
誰とでも自然と話ができて、素直に笑えて、素直に怒る。
モスの人間性。俺とは真逆の。
「で、何があったんだよ」
彼は言った。肝心なところで、彼は話を曖昧にごまかそうとはしない。
それは責任感なのかもしれない。
よりにもよって今朝、俺をけしかけてしまったことに対する。
クリスマスイブ。
幼馴染は俺の電話をどんな気持ちで受け取ったのだろう。
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