955:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/11(水) 11:02:29.14 ID:ihpw17AIO
 兄が二人に増えればあるいは 
956:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/07/11(水) 22:38:10.20 ID:SUjviIr5o
 ここでポカリとレモンウォーターを思い出して欲しい 
957:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 16:01:11.40 ID:00tcio17o
  
  家に戻ると、妹は自分の部屋に閉じこもっているようだった。 
   
 「おーい」 
  
958:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 16:01:49.62 ID:00tcio17o
  
  俺は何かを考えようとして、やめた。 
  妹の考えていることはさっぱり分からない。……などと言っていられる状況ではない。 
  考えなくても分かる。というと自惚れめいて聞こえるが。 
  
959:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 16:02:15.81 ID:00tcio17o
  
  さて、と俺は考える。 
  ここにきて、気付かざるを得ない。 
  どうも俺が問題にしていたのは、彼女の意思なんかじゃなかったらしい。 
  
960:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 16:02:54.95 ID:00tcio17o
  
  少なくとも、幼馴染との関係をどうにかしてからでないと、他のことをどうこうする気にはなれない。  
  でも、幼馴染との関係を修復したうえで他のこと――妹とのことをどうこうするなんて、できるのか。 
  もっと言えば、いいかげん、自覚してもいい頃だろう。自分の不誠実さを。 
  
961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 16:03:23.54 ID:00tcio17o
  
 「何の話か分からないな」 
  
 「あなたの耳は飾りですか」 
  
962:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 16:04:03.28 ID:00tcio17o
  
  妹は今度こそ息を呑んだようだった。 
  
 「……いや」 
  
963:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 16:04:33.57 ID:00tcio17o
  
 「……迷惑は、掛かるかもしれないけど」 
  
  妹はつぶやく。 
  ヒートアップしたと思うと、急に落着きを取り戻したり、妙に不安そうな声を出したり。 
964:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/12(木) 16:04:59.35 ID:00tcio17o
  
  どうせ、と妹はつぶやく。 
  
 「どうやったって、上手くいきっこないんだから」 
  
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