151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/05/30(水) 16:35:03.50 ID:KA1n/l+so
いい第二部だった
152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 17:23:34.27 ID:mBAGtmcDO
〜 十分後 〜
魔王「……」
ラストに黒いニーソックスを穿いて完成。
153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 18:30:13.82 ID:mBAGtmcDO
魔王「うむ、思いのほか似合っているな。
……ご、ご主人……さまー……」
体を曲げて「しな」をつくり、慣れない事にプルプルと震えながら、姿見の中の自分に話し掛ける魔王。
しかし、すぐに堪えられなくなり、ぷいっと姿見から顔を逸らした。
154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 19:23:52.50 ID:mBAGtmcDO
魔王「……っ!?……ッ!?」
魔王は頭の中が真っ白になった。
──私の家になぜ勇者がッ!? いや、小さい頃からの仲だから入って来るのは問題ないし許しているし……、じゃなくて! 今この状況でなんで彼がッ……。
155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 19:59:22.43 ID:mBAGtmcDO
──鍵ッ! 部屋の鍵さえ閉めれば!
魔王、部屋のドアに向けて猛ダッシュ。
だが、床は板張り。そして魔王は滑りやすいニーソックスを脚に穿いていた。
156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 20:22:03.52 ID:mBAGtmcDO
魔王「……あ」
勇者「……あ」
──そして、ご対面。
ドアノブを握り締めたまま固まる勇者と、床に座り込んだまま鼻を押さえる魔王の視線がきれいに重なった。
157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/05/30(水) 20:41:37.07 ID:ABTxE04so
そもそも今は勇者と魔王1つ屋根の下じゃないの?
158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 20:59:56.36 ID:mBAGtmcDO
勇者「ぐはぁっ!」
魔王「何が『失礼しました』だ! バカかお前は!」
勇者「バ、バカって、いや、それよりもお前、その格好は……」
159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 21:28:19.89 ID:mBAGtmcDO
魔王「ああもう! ああもうーッ!!」
魔王は頭を抱え、その場で地団駄を踏み散らかす。
その普段の魔王からは考えられない錯乱っぷりを見ていた勇者は、そろりそろりと後ろ向きに小さく歩を刻み、階段目指して廊下をゆっくりと後退し始める。
160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 21:50:22.90 ID:mBAGtmcDO
魔王「うぅっ!」
魔王は歯を見せて勇者を威嚇する。
すると、勇者が魔王から目を逸らしながら、何か言いにくそうに口を開いた。
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 21:59:52.00 ID:mBAGtmcDO
魔王「……えっ?」
壁が流れ、天井が視界に入り始める。
勇者「魔王ーッ!」
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