過去ログ - 勇者「幼なじみが魔王女」
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156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 20:22:03.52 ID:mBAGtmcDO
魔王「……あ」
勇者「……あ」

──そして、ご対面。
ドアノブを握り締めたまま固まる勇者と、床に座り込んだまま鼻を押さえる魔王の視線がきれいに重なった。
以下略



157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/05/30(水) 20:41:37.07 ID:ABTxE04so
そもそも今は勇者と魔王1つ屋根の下じゃないの?


158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 20:59:56.36 ID:mBAGtmcDO
勇者「ぐはぁっ!」

魔王「何が『失礼しました』だ! バカかお前は!」

勇者「バ、バカって、いや、それよりもお前、その格好は……」
以下略



159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 21:28:19.89 ID:mBAGtmcDO
魔王「ああもう! ああもうーッ!!」

魔王は頭を抱え、その場で地団駄を踏み散らかす。
その普段の魔王からは考えられない錯乱っぷりを見ていた勇者は、そろりそろりと後ろ向きに小さく歩を刻み、階段目指して廊下をゆっくりと後退し始める。

以下略



160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 21:50:22.90 ID:mBAGtmcDO
魔王「うぅっ!」

魔王は歯を見せて勇者を威嚇する。
すると、勇者が魔王から目を逸らしながら、何か言いにくそうに口を開いた。

以下略



161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 21:59:52.00 ID:mBAGtmcDO
魔王「……えっ?」

壁が流れ、天井が視界に入り始める。

勇者「魔王ーッ!」
以下略



162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 22:25:03.26 ID:mBAGtmcDO
〜 階段の下 〜

魔王「……? っ!?」

魔王が目を開けると、鼻先が触れ合うような至近距離に勇者の顔があった。
以下略



163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 23:03:50.32 ID:mBAGtmcDO
勇者「いや、え? なんで?」

魔王「ふふ」

自分の下であたふたする勇者の様子がなぜか面白く、魔王は頬をゆるめて笑みをこぼした。
以下略



164:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/30(水) 23:24:35.90 ID:mBAGtmcDO
魔王「そうだ、命令だ。どんな願いでも一つだけ叶えてやる」

勇者「そ、それはメイドというよりも、絶対神的な存在のセリフでは?」

魔王「うるさい、コテンパンにするぞ」
以下略



165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/05/31(木) 00:01:42.73 ID:G84pnf3do
願いが見たかったけど寝る


166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/31(木) 00:13:25.21 ID:ud40xNuDO
勇者の様子がどこかおかしい事に魔王は気づいた。

魔王「どうした?」

勇者「な、なんでもない!」
以下略



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