189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 01:47:06.29 ID:lxUpTxFDO
機師団長「魔導機関の操作術式が完全に破綻しているようです! このままでは墜落します! 機姫様、脱出を!」
機姫「……」
機師団長「機姫様!」
190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 02:09:31.08 ID:lxUpTxFDO
機師団長「総員退避! 脱出挺まで走れ!」
ブリッジ要員たちに機師団長が叫ぶと、彼らは傾いた部屋をなんとか移動し、一人また一人と部屋の外へと走り出ていった。
機姫「そうじゃ、こやつも忘れんようにな」
191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 02:40:27.70 ID:lxUpTxFDO
アルラ「ぴー!」
すぽーん、とアルラウネが鉢植えから飛び出した。
アルラ「ぴー! ぴー!」
192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 03:04:29.66 ID:lxUpTxFDO
…………………………
機姫「……さて」
アルラウネを見送った機姫はブリッジ中央にある丸い球体に近づき、表面に手をかざす。
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 07:42:48.50 ID:lxUpTxFDO
…………………………
雷とは違う、爆音の斉唱が要塞内にこだまする。
機械兵士3「誰もいないのに砲撃が続けられている」
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/01(金) 08:15:12.84 ID:BraHpeIIO
乙?
195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 08:35:06.94 ID:lxUpTxFDO
…………………………
機姫「皆は……脱出したか」
玉座の中で脱出挺の降下信号を確認し、機姫は安堵のため息をつく。
196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/01(金) 09:33:14.94 ID:FE4fLJ54o
笑うポイントが一つも無いww
197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 09:44:42.97 ID:lxUpTxFDO
魔族兵士「空が、空が落ちてくるぞーっ!」
魔族兵士2「逃げろーっ!」
魔族兵士3「逃げろって、どこへだよ!?」
地上の魔族主力部隊は恐慌状態に陥っていた。
198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 10:54:17.82 ID:lxUpTxFDO
機姫「魔王!? ……ふんっ! じゃが、この要塞の落下はもう誰にも止められん! たとえ、このワシでもな!」
機姫は吠える。
その機姫の気迫に押されるかのように、黒煙吹き上げ、爆炎の逆巻く破壊の権化と成った飛行要塞が、空に佇む魔王に向けて圧倒的質量という名の牙を剥いた。
199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/01(金) 11:59:01.79 ID:lxUpTxFDO
雷雲の黒を飲み込み、腹の中で凝縮した黒刀は、既に黒という次元を逸脱している。
それはまるで深遠の闇そのものが形を成したかのような存在へと変わり、見る者を内へと引き摺り込むような暗黒の魔性を帯びていた。
機姫「……」
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