過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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3: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:10:28.52 ID:MraeMU1Uo
話は、二日ほど遡る。

勇者「………話が見えないぞ?」

隣女王「……陛下のご協力が必要なのです」
以下略



4: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:11:02.89 ID:MraeMU1Uo
勇者「……で、他に何をやったのかな?…言いたくないなら突っ込まないけど」

隣女王「…………まぁ、基本的にはワルキューレの方と同じです。ただ、前科があまりに多くて」

勇者「ほほう」
以下略



5: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:11:26.38 ID:MraeMU1Uo
勇者「で、何だ。ポチを貸せと?」

隣女王「……語弊がありました。彼に、我が国への出張をお願いしたいのです」

勇者「ふーむ……」
以下略



6: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:11:52.10 ID:MraeMU1Uo
勇者「しかし…他に、やり方はないのか?」

隣女王「………どんな罰を下しても、彼女らには効き目がありませんでした」

勇者「だからって……」
以下略



7: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:12:16.03 ID:MraeMU1Uo
執務室

勇者「……ってな訳で、しばらくポチは隣国に出張する事になった」

堕女神「…また事後承諾ですか」
以下略



8: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:12:50.71 ID:MraeMU1Uo
勇者「……やべ、ちょっと冷や汗が出てきた」

堕女神「せめて、ご相談下されば」

勇者「後悔してるよ」
以下略



9: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:13:20.83 ID:MraeMU1Uo
地下室

勇者「……そういう事で、明日から頼むぞ、ポチ」

サキュバスB「なるほどぉ〜……」
以下略



10: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:13:52.95 ID:MraeMU1Uo
――――そして、明くる日。
女王をもてなした後に、馬車にローパーを詰め込み、彼女らは帰って行った。
軟体を持つ魔物は馬車にみっちりと押し込まれ、女王を含めた数人の淫魔は、別の馬車へ。

勇者「それじゃ、ポチ。頑張れよ」
以下略



11: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:14:22.84 ID:MraeMU1Uo
隣女王「……いいですか?」

幼淫魔C「…?女王さま?何ですか?」

夜中、宮殿の中を見回っていた「一人目」へ、隣女王が声をかけた。
以下略



12: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:14:55.67 ID:MraeMU1Uo
階段を抜け、底冷えのする地下室を歩み続ける。
反響した足音が重なり合い、二人だけの足音が幾倍にも増えて聞こえた。

あくまで振り返らず表情を見せない女王。
それに反して、表情が少しずつ曇り始めた、幼い淫魔。
以下略



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