443:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:06:14.33 ID:zo/zVMQg0
「メニューは?」
「ん、うちは三つの日替わりしかメニューないからね」
444:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:08:03.06 ID:zo/zVMQg0
「ん、それはやめといた方がいいと思うよ」
「はぁ?」
445:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:09:28.91 ID:zo/zVMQg0
「ん、お待たせしました。A定食になります」
杏子の前に林檎が何個も並んだ模様の、少々控えめな大きさの皿が置かれ、ふわりと蒸気が舞う。
446:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:11:01.94 ID:zo/zVMQg0
たまらずもう一口放りこむ。
いきなりの熱さに口を開けて空気を取り込めば、ピリッとした舌と口内がじわりと涼しい。
447:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:12:50.36 ID:zo/zVMQg0
(でも、昔はおかわりできなかったっけ)
448:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:13:50.94 ID:zo/zVMQg0
449:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:15:05.93 ID:zo/zVMQg0
気が付けば、杏子は完食していた。
夢中で食べた。
450:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:16:31.48 ID:zo/zVMQg0
「ん、はいよ」
素っ気なく、女は答える。
451:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:18:36.89 ID:zo/zVMQg0
「ん、毎度」
杏子は未だに信じられなかった。
452:幸せの味[saga]
2013/07/01(月) 23:20:07.83 ID:zo/zVMQg0
「あの、何でこんなに安いんだ」
「さあね。うちの値段は気紛れだから」
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