過去ログ - QB「君達は何て事をしてくれたんだ」
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30: ◆MgclEyBkEA[saga]
2012/05/31(木) 21:29:08.29 ID:uDiRK4bSO
杏子「……うぇ、うぇ…」

杏子は一晩中泣いて、まだ泣いていた

世界の消滅、自分の師の死

今まで一人で生きてきた杏子にとっては、それはあまりに重過ぎた

杏子「…フッ、ざまぁ、ねぇ、な…今まで強がってた、けど、何、かが、崩れ、れば、私は、脆いよ…」

杏子のとってマミは、この世界は最早、親よりも大きく、大事な存在になっていた

杏子「…う…うぇ…うぇ…」

杏子は今、親の死から初めて…誰かの為に泣いているのだ

杏子「ひん、ひん…うぇぇ…」


ほむら「…杏子」


杏子「!…ほむ、ら…」

ほむら「その様子だと一晩中泣いてたようね」

杏子「ほっ、とけ、よ…うぇ…」

杏子は泣き顔を見られまいと、顔を背ける

そんな杏子に、ほむらはゆっくりと近付き…


ギュッ


杏子「!!」

ほむら「胸、貸すから…泣き顔は見えないから、思いっきり、好きなだけ泣きなさい…」

杏子「うぇ…うぇ…うぇぇぇぇん!!」


杏子はほむらの胸の中で、一時間以上泣いた

初めて、人前で泣いた



ほむら「…落ち着いた?」

杏子「…ああ」

ほむら「ねえ、一つ話して起きたい事があるの」

杏子「なんだい、世界が消える前に遺言かい?」

ほむら「…違うわよ、むしろその逆」

杏子「……!逆だと…? まさか!」

ほむら「ええ…」



ほむら「まどかも、世界も助ける方法が見つかったわ」






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