過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:53:26.31 ID:baZeknNso
なんだか心の中がじんわりと温かい。
私は自分が幸せを感じていることに驚いていた。
多分、これが……そうなんだ。
1人の時にはくすんで見える風景も、プロデューサーと一緒なら宝石のように煌めいて見える。
世界をこんなにも輝かしいものに変えてしまうなんて、魔法のようだ。
私とプロデューサーは映画が終わって、駅に向かって歩いていた。
さっきの映画の話をしながら。
P「まぁまぁ面白かったな。さっきの映画」
伊織「ええ」
P「最近は仕事が忙しくて、ほとんど、見てないからなー。昔は毎週映画見に行ったりしてたけどな」
伊織「昔っていつよ?」
P「学生のころさ。あの頃は暇だったからな」
P「あの頃の俺はこんな仕事するようになるなんて思ってなかったな……」
伊織「……あんたはなんでプロデューサーになったの?」
P「理由なんかないな。ただ、気づいてたらなっていた」
伊織「何よそれ。主体性無いわね」
P「いいんだよ、俺はそれで」
伊織「あんたの生き方だから、私がとやかく言うことじゃないけど」
P「人生は思い通りにならないことばかりさ」
P「それでも、流れに身を任せて生きるのも悪くない」
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