過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/10(日) 14:49:37.83 ID:kbSnN6gzo









伊織「はい、これ」

やよい「ありがとう、伊織ちゃん……」

私は買ってきたオレンジジュースをやよいに手渡す。

やよいは黙ってそれを受け取ると少しだけ口に含んだ。

伊織「どうしてプロデューサーのお見舞いに行かないの?」

やよい「私が行ってもいいのかなーって思って……」

伊織「プロデューサーはあなたのことを待ってるはずよ?」

やよい「私も……プロデューサーに会いたいよ?」

やよい「でも、すごく怖い……プロデューサーがそんな……死んじゃうかもしれないなんて……」

やよい「今、プロデューサーにあったら泣いちゃうかも」

やよい「えへへ……何度も入ろうと思ったんだけどね……」

やよい「ほら……まだ、手が震えてる……」

そう言って、やよいは私に震える手を見せた。

持っているジュースの表面も振動で波打っていた。

やよい「あの、それで、プロデューサーは……その」

伊織「援助のこと?」

やよい「……うん」

伊織「ダメだったわ。せっかく、助けてあげるって言ってるのに……」

やよい「……」

伊織「あんなやつ……死んで当然だわ」


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