過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」2
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/07(木) 01:21:24.40 ID:jiMDkYtfo

 そんなことを考えていると、私の下に身長二メートルの赤毛神父――ステイルがやってきた。
 彼はどこから手に入れたのか、酢昆布をかじりながら私に向かって手を挙げた。
 とりあえず同じように手を挙げて応えると、彼は肩をすくめて酢昆布を手に取り口を開く。

「一人ぼっちは寂しいかい?」

「そうでもないわ。……というか、半死半生のあなたにとやかく言われる筋合いは無いと思うのだけれど」

「それとこれとは関係ないだろうが……そんなことよりも朗報だ。いや、君からすれば少し複雑かもしれないが」

「なにかしら?」

「君に面会の申し込みがあってね。詳しい話を聞きたいそうだが、どうする?」

「……今はやめておくわ。詳しい報告は今度するから」

「それは困ったな。もう来てしまっているんだが」

 この神父はどうしてこう、人の神経を逆撫でするのが得意なのだろう。
 私はため息を吐くと、仕方なく彼のそばに歩み寄った。

「それで、相手は誰かしら。あなたのところの上司?」

「ん? 上司じゃないね。正確に言うと、あー……
 僕が所属する組織と密接な関係の組織がここに来る途中で拾った赤の他人の夫婦、かな」

 歯切れの悪い返事に、私は眉を立てた。

「つまり?」



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