過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/10(日) 21:56:07.70 ID:Qj0K2Fz90
涼「それでもです。待つのは得意ですから」

千早「余り期待しないで待っていて。今はまだ、あなたのことを……、ううん。この話はおしまいにしましょう」

何かを言いかけたけど、口を噤んでそれ以上語らない。
気にならないと言えば嘘になる。彼女にとって、僕はなんなのか?
知りたいと思うのは罪じゃないはず。

でも今は――。

涼「そうですね。じゃあお昼食べましょう!! 昨日はいなかったんで、夕飯にしちゃいましたけど」

お弁当を食べて貰えるだけで十分だ。

千早「うっ、それは申し訳ないわね……」

目を逸らさせる。それが少しおかしくて、心の中で笑っておく。

涼「そう思うのなら、今日は食べてくださいね。自信作なんですから。はい、お弁当」

千早「ありがとう。今日もまた力入っているわね」

冷凍食品はあまりなく、殆どが手作りのお弁当。
シチュエーションがシチュエーションなら、愛妻弁当なんだろうけど、僕らは先輩と後輩の関係だ。

それでも後輩の男の子がお弁当を作ってくるってのは、少々珍しいパターンだと思うな。


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