過去ログ - 男「何か俺には許嫁がいるらしい」 幼馴染「」
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66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:45:22.48 ID:YKQDnkfjo
はい許嫁√投下

〜×月■日〜
 今朝は許嫁が迎えに来てくれた。でも酷く落ち込んだ様子だった。
どうしたのと聞いても何も答えてくれない。
以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:45:48.80 ID:YKQDnkfjo
─自宅にて─

男「はい」

男は濡らしてレンジで温めたタオルを許嫁に渡した。
以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:46:14.22 ID:YKQDnkfjo
それを聞き終えた男は目が眩み今にも倒れてしまいそうな衝撃を受けていた。
どうしてこうなったのか、何がいけなかったのか、何故こんな事が自分達に振りかかるのか
考える事が多すぎて、男は最早自分が何を考えているのかもわからなくなって来た時

許嫁「ごめん…だからもうアナタとは…」
以下略



69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:47:07.47 ID:YKQDnkfjo
〜×月剴〜
教室のドアを開けるとあいつは既に来ていた。
そこからしばらくの記憶がハッキリとしないが、職員室で先生に言われた事で自分が何をしたのか大体察しが付いた。
まず、俺は教室に入った瞬間あいつをぶん殴り倒れた所を馬乗りになってボコボコにしたらしい。
そしてその時、俺は許嫁の事を叫んでいたようだ。それを聞いた時俺は後悔した。
以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:47:35.04 ID:YKQDnkfjo
みんなそれを聞くと泣いてくれた奴や怒ってくれた奴、唐突な話に事情を上手く飲み込めてない奴と様々だった。
そこで先生が職員室から出てきた。
ひとまず俺は今日のところは帰るようにとの事、そして明日、許嫁を学校へ連れてきて欲しいとの事を言われた。


71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:48:02.66 ID:YKQDnkfjo
─自宅にて─

許嫁「学校に…」

男「ごめん、キツイなら無理して来なくても…」
以下略



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:48:34.73 ID:YKQDnkfjo
〜×月※日〜
学校へ遅れて行き、職員室の前まで行くと、先生ではなく警察と許嫁の両親が居た。
あいつもこの辺りにいるのか不安だったが、先生があいつは別の所にいると教えてくれた。
その後、許嫁とその両親が警察と一緒に職員会議室へ入っていった。俺はとりあえず教室に行くように言われたのでそれに従った。
教室に入ると一瞬ざわめいたがすぐに、気まずそうな空気になって静かになった。
以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:49:00.89 ID:YKQDnkfjo
それから少し後、職員室にまた呼ばれると許嫁と一緒に今日ももう帰って良いと告げられた。
鞄を取ってこようと許嫁を職員室の前で待ってもらって、教室に戻ると丁度あいつも教室に戻ってきてる所だった。
あいつは顔が酷く腫れ上がった状態で歩き方もぎこちなかった。その姿を尻目に俺は教室に入りすぐに鞄を持って出て行った。
その直後にあいつも教室に入ったようだったが、その瞬間ドッと俺の教室が騒がしくなったが俺は急いで職員室前へ向かった。
そこで許嫁と合流し、許嫁の両親の車で家まで送ってもらい、そこで許嫁と分かれた。


74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:53:07.08 ID:YKQDnkfjo
〜某月某日〜
 明日はとうとう許嫁との式だ。
思えば俺と許嫁が出会ってから2年程しか経っていないのにとても長く感じた。
あの事件からしばらくの間は裁判やら何やらでお互い勉強など出来る状態じゃなかった。
特に許嫁は当事者という事もあり、俺以上に大変だった。
以下略



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/06/11(月) 19:53:42.01 ID:YKQDnkfjo
余談だが、あの後あいつは強制退学になりバイト先も全て解雇され、今は刑務所へ入っている。
裁判で判決が下されたその日、俺と許嫁はあの時のように抱き合って泣いた。ただし今度は悲しくてじゃなく、嬉しくて泣いた。
あいつの母親には申し訳ないが、正直ざまあみろと思ったのを覚えている。


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