過去ログ - やすな「ぬいぐるみとナイフとリボンの話」
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2012/06/12(火) 03:20:19.35 ID:sk2r3j6w0
ソーニャ「いや、私もキスマークをつけないと…」
やすな「つけないと、って何に?もしかして、ぴょん助に?」
ソーニャ「このナイフに決まっているだろう。私も反対側から同じ事をする」
やすな「え?今、何て?キスマークをつけるのは贈り主だけじゃないの?」
ソーニャ「ああ、贈り主だけじゃなくて持ち主も同じようにキスマークをつけるんだ」
ソーニャ「ナイフの表と裏に同時に…お前が表側だとしたら私はその裏側に…」
ソーニャ「お互い反対側から、同時に行うんだ」
やすな「ど、同時って…!またまた、そんな!」
ソーニャ「贈り主のキスマークの反対側の、持ち主のキスマーク」
ソーニャ「同時につけられた二つのそれは、込められた想いが重なり合うことで」
ソーニャ「“二人の想いで持ち主を守る”という事に繋がるんだ」
やすな「だけど同時って!べつに今じゃなくても」
ソーニャ「片方づつ。とお前は言いたいんだろ?だがしかし」
ソーニャ「両側からバランスの良い力でお互い口づけることも非常に重要な要素であって」
やすな「ねえ、本当にそれ、本当?他にやっている人いるの?」
ソーニャ「…多分、いる」
やすな「ソーニャちゃんはどうなの、やったことあるの?」
ソーニャ「無い。初めてだ」
プイと目をそらして言うソーニャ
ソーニャ「だから、しっかり済ませたいんだ」
やすな「でも、それってナイフを挟んで私とソーニャちゃんがキスするって…ことになるよ?」
ソーニャが少し照れくさそうにしながら答える
ソーニャ「そういう…ことになるな…うん」
ソーニャ「だが、ナイフを挟んで、だからな。…もう、準備はできただろ!さあ、やるぞ!」
やすな「も、もおっ!」
強引にやすなを急かしたソーニャはナイフを二人の顔の間に挙げた
やすなを急かして、ソーニャはナイフを二人の眼前に挙げる
ソーニャ「お前も持ってくれ」
やすな「…う、うん」
言われて、右手をソーニャの手に添える
やすな(いよいよキスするんだ…)
やすなはまたしっかりと唇に血に染めた
上気した顔で、やすなは覚悟を決めて、顔を挙げ
そしてその眼前のナイフと、その先のソーニャの顔を見て
…絶句した
ソーニャの唇はあざやかな紅で染まっている
しかし…先程まで照れていたはずの彼女の肌の赤さは失せていた
そしてその瞳には、一切の迷いが無かった
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