過去ログ - やすな「ぬいぐるみとナイフとリボンの話」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/12(火) 03:25:23.08 ID:sk2r3j6w0
始まって、どれくらいの時間が経ったのだろうか

やすな(ナイフじゃなくてソーニャちゃんとキスしてみたいなあ…)

キーンコーンカーンコーン♪

やすなにとうとう煩悩が出てきたところで三時間目の授業開始のチャイムが鳴った

しかしやすなは気にしない

やすな(相変わらず空気を読まないチャイムめ。だけど今の私には効かないよー)

やすな(このまま私の愛の熱で鉄なんか溶かしちゃって、その先のソーニャちゃんと…)

やすな(えへへへへ)

ついに思考が煮えたぎってきたやすなは唇の感触の変化に気が付いた

やすな(あれ?なんか軽い。もしかしてナイフが無い?)

途中から目をつぶっていたので状況が分からないやすなは目を開けた

すると、ソーニャの顔が目の前にあるはずなのだが…屋上の風景が飛び込んできた

やすなは空気に向かってキスをしている事に気が付いた

ソーニャ「おい…」

すぐに妙に低いソーニャの声で横から呼ばれたので振り向くと…

ソーニャの額にナイフの刃がくっついていた

やすな「!?」

チャイムが鳴って、ソーニャは律儀にナイフから唇を離した

しかし、そのままナイフに口づけているやすなに押された

さらに唇とナイフを離れさせようとナイフの角度を直角にずらしたのがまずかったらしく

サクッと刃が少しだけソーニャの額に刺さったのだ

しかしソーニャは咎めもせずにナイフを抜いて、刺さっていた部分を丁寧に拭き始める

ナイフにくっきりと付いた紅色のキスマークを完璧に避けて

やすな(うわ… すごいくっきり付いてる… いざ見てみると、恥ずかしいなあ)

ソーニャ「まさかいきなり傷を負わされるとは 予想外だったよ」

やすな「いや、違うよ!えーと… これは、その… す、すごいんだよ!効力が!」

ソーニャ「なに?」

やすな「ここで大きなケガをしてしまえば、戦いに出られない!」

やすな「つまり、危険な目に遭う事も無い!これこそ究極の危険回避!」

ソーニャ「…日常生活でお前に殺されるかも知れないんだが…」


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