過去ログ - P「つまり、夢の中か」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/12(火) 11:03:30.63 ID:pZ0kk8uso

 男女は黙ってあたりを見回していました。
 焦っている様子はちっとも見られませんでした。

貴音「穏やかで、静かで、美しく、白い」

P「そうだな、雪歩だ」

貴音「左様でございますね」

 男が伸びをして深く息を吸い込みました。

P「どう考えても雪歩だ。とても落ち着く」

貴音「ええ。……あなた様?」

P「うん?」

貴音「さいきん雪歩は伸び悩んでいるように見受けます」

P「君たちが心配することじゃない……
 と普段なら言うところだけど、ここは夢だしな。当たりだよ」
 
 男が少し寂しそうな顔をすると、白くほのかに輝く世界では、
 はっとするほどに老け込んで見えるのでした。



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