過去ログ - エリー「パンツがない……」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)
2012/06/14(木) 03:41:34.93 ID:5Ba8AMaa0
呆然としていても仕方がない。エリーはとにかくパンツを探すことにした。
しかし、物が少ない屋根裏部屋のこと、すぐにエリーの捜索は終わってしまった。勿論パンツは見つからない。
こういうとき、先祖であるエルキュール・ポアロであれば華麗な推理をして、すぐにパンツを見つけることだろうに、とエリーは内心で歯噛みした。
しかし、推理などするまでもなく、探していないところはあと一つしかなく、初めからそこにあるのではないかとも疑っていた。
そう、ルームメイトたち、シャーロック・シェリンフォード、譲崎ネロ、コーデリア・グラウカたちがすやすやと安眠を貪るベッドの中において他にはない。
きっと寝ている間に何かの拍子で脱げてしまったのだろう。そう、絶対にベッドの中にくちゃくちゃになったパンツがあるに違いないのだ。
しかし、どうしたものか。ベッドの中を捜索するにはまず、ベッドの上の邪魔なやつらどけなければならない。だが、彼女たちのこと、生半可なことではベッドから退出しないのもまた事実だ。
では、どうすればいいか。簡単な話だ。エリー自らのトイズを発揮して邪魔でダメダメなあいつらをベットの上、いや、この屋根裏部屋から放り投げればいいのだ。特に譲崎のやつには、常日頃から煮え湯を飲まされている。特大のトイズを振り絞ってこの屋根裏部屋、のみならずこの地球圏外へと放り投げてくれよう。
そう思って、ネロの抱きかかえようとしたのだが、
「うーん……なんだよコーデリアぁ……お菓子ならやらないぞぉ…………」
という寝言と共に、見事なまでの膝蹴りをボディに食らいエリーは跪くこととなってしまった。
ちくしょう、こんなはずでは、とエリーは怒りに拳を握りしめたが、内心で気づいていた。
自分がトイズを使えないという事実に。
ならばどうするか。どうすればあの憎き譲崎のヤツを、いや違うパンツのことだった。


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